お母さんは、ソーシャルワーカー

先日、養護施設の施設長の講演会に行ってきました。


Wikipediaによると、生活する上で困っている人々や、生活に不安を抱えている人々、社会的に疎外されている人々に対して、関係を構築し、問題解決のための援助を提供する専門職の総称がソーシャルワーカーです。
〜講演会〜
私たちの仕事は、1日の流れをみてわかる通り、お母さん、お父さんの仕事です。
(もちろん、他にもたくさんの仕事がありますが・・・)
こんな話がありました。お母さんならどうするかが、いろいろな対応基準になっているようです。


『洗濯物を洗濯機に入れていたら、ズボンの膝に穴が開いていた。よく見ると血もついていた。そこへ 子どもが帰ってきた。お母さんなら、どうするか?』
①「なんで、ズボンを破ったの?転んだの?」と聞く
②「膝に目をやって、傷の程度を確認する」
さて、みなさんは、どちらでしょう。
現実の暮らしは、どちらの対応もあるのではないでしょうか。
職員の方は、まずは、おかえりと迎えて、傷を確認してから「今日、学校で何して遊んだの?」とか「給食美味しかった?」と何気ない会話をするそうです。「なぜ?」というような原因追及の会話はしないという事です。小さい子は、膝の上で、お話をすることも多いそうです。


『私たちは、自分の経験を基にして、子育てをしていきます。だからこそ、施設での日々のやり取りを大切にしている』と、おっしゃっていました。


耳の痛い話でもありますが、日々子どもたちの健やかな成長と未来を考えて、お仕事をされている職員の方々に感謝感謝です。私も、御縁あって、通塾して下さる子どもたちに何ができるのかを改めて考える良い機会になりました。


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