「せいめいのれきし」

私の記憶の中に「せいめいのれきし」という絵本が、強く残っています。
恐竜や化石に興味がなかったのですが、子ども心にロマンを感じたように思います。
数年前、小学校でブックトーク(本の紹介)をするときにこの本を取り上げました。


私が、生まれる前からこの世に存在する本です。
現在では、「えー情報古い〜」という部分もありました。
しかし、改訂はしませんでした。図鑑や辞書なら、絶版となるはずです。
なぜか。。。情報の古さというマイナス面を上回るほどの完成度の高さが、その理由とされていました。しかし、50年の時を経て、昨年、改訂版が出版されました。


私は、感動しましたが・・・だれにも伝えられずにいると・・・・・
なんと、教室(馬込)にあったその本を手にした子が・・・
「思わず、よくぞ手にしてくださいました。どうぞ、読み比べしてください。」と、二冊渡しました。


よく読書指導という言葉が出てきますが、読書は、指導するものではないと思っています。私も、読書アドバイザー、司書教諭の免許を持っていますが、ここは、譲れないところです。しかし、近くにいる大人の一人として、同じ作品を語れる楽しさは、伝えていきたいと思います。

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