学習に必要なもの・・・

学習に必要なものは何なのでしょうか。
①十分な時間
今は、子どもも大人も忙しいですよね。
時間がとれないので、学習できません。宿題できません。
という声も聞こえてきます。
ー>学習時間は、20分~30分ほどが適切です。
ですから、教室でも、1教科MAX30分学習して、次の教科に取り組むようにしています。
ー>家庭学習でしたら、「5分あれば、1枚終わるね」という隙間時間の活用や「いつまでには終わる」という見通しを立てて学習していくと習慣化しやすいと思います。


②一つの単元にこだわる
「ひっ算の足し算の間違いが多いので、もっと練習しましょう」というのは、能力開発という視点では、必要ないかもしれません。
お子さんによっては、2ケタのひっ算の足し算は、修正力があるものの、正答率が低い・・・しかし、3ケタのひっ算の足し算は、正答率が高い・・というケースもあります。少しレベルを上げたことにより、理解が深まったというケースです。
お子さんも、KUMONだけではなく、学校や日々の生活で成長しています。
もし、新しい課題に進んで、それでも不調が続くようであれば、復習してもいいですし、大人の支援を増やしても良いと思います。
子どもたちの能力は測ることができません。試行錯誤で、最大限の学習効果が出るように私たちも全力を尽くしていきます。


③間隔をあけること
何かを習得しようと思ったら、一気にやるのではなく、少し間隔をあけた方が、脳の回線が強くなります。②と少し似ていますが、「忘れたら思い出す」を繰り返すと、自信につながります。例えば、舞台の上に立った時、頭が真っ白になってしまったとします。しかし、練習を積み重ねたものを忘れるわけがないと自分を落ち着かせると、セリフが出てくることがあります。あるいは、共演者の助けによって、セリフを思い出すことができます。このような経験をすると、練習(ここでは学習)は裏切らないという経験知を積むことができます。
子どもたちには、教室をこのような「経験を積ませる場」にしていきたいと思います。


ちょっと、今週は重い内容でした。

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