復習したいの〜

夏休みの教室もあと2回でおわり。
さみしいような、ほっとしたような複雑な気持ちは、子どもたちと同じかも?
新学期に向けて、子どもたちにいろいろ聞いてみる。(Aちゃんのケース)


私:”どうする?算数、復習したところが追い付いてきたけど進めて良い?”
Aちゃん:”夏休みの最初の所に戻る?”
私:”えー、今日のプリント100点も多いし、時間もかかってないじゃん。出来てる出来てる自信もって、進もうよ”
Aちゃん:”んー・・・”
私:”じゃぁ、この次までに考えておいて・・・”
Aちゃん:”うん”


教室から出る時は、達成感と自信で!(^^)!顔で、挨拶したいけど・・・Aちゃんの表情は・・・
何とか、チャレンジする勇気を持ってほしいなぁ〜
でも、一歩を踏み出せないのは、私との信頼関係がないから?
100点に私が拘っている?いやいや、努力する事、チャレンジする事の価値については、声に出してきたから・・・
とにかく、Aちゃんは、不安なんだという事は、よ〜く伝わってきたから、まずは、不安を何とかしよう。
今、出来る事は、次回の教室に、元気で来てくれるようにしたいので、ママに援護射撃をお願いしよう〜(とにかく、教室に送り出して下さいと、お祈りの心境) 


その時に思い出した本は、”学ぶ意欲の心理学” 市川伸一著、PHP新書です。
簡単に言ってしまうと、成功体験群と努力帰属群に分けて働きかけをした結果、後者の方が、効果があったという事です。やさしい問題を与えて、100点をとるという成功体験を与えた続けた場合は、難しい問題に出会うとあきらめてしまう。しかし、やさしい問題と難しい問題を交互に与えた時場合は、難しい問題に出あったとき、失敗しても根気強く努力する。当然、後者の方が、学力が伸びたそうです。


馬込図書館教室では、緩急をつけた学習を意識しています。(学年を越えてきたら)もちろん、仕掛ける教材、時期、スパンは、一人ひとり違います。今回のAちゃんは、夏休み中盤に少し自信を持って学習(復習教材)して、一気に後半持ち上げていこうとイメージしていました。イメージ通りいかなくても良いのです。そこが、私たちの楽しみでもあります。

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