協同問題解決能力?

2015年国際学習到達度調査の「協同問題解決能力調査」で、日本は、2位でした。めでたし、めでたし・・・という訳にもいかないと思いました。


<みんなで、協力して問題を解いていくという設定>
各分野の問題を役割分担したが、担当外の子が、答え正解してしまった。


そんな時、どんな対応が、正しかったのかを選択する問題です。
正答は、「みんな自分が担当した分野をやろうよ。と、注意を促す。」というものでした。しかし、日本の15歳は、「正答した人を褒めてしまう」という誤答が多かったそうです。『物事を荒立てずに上手く進めていこうという学校文化の表れ』というコメントが新聞に記載してありました。


これから、道徳も教科になります。「注意を促す」という回答が、正答にならないケースもあります。注意を促せるのは、人間関係ができていることが、前提だと思います。
大人なら、ビジネスシーンとプライベート、立場の違い等で、対応は変わってくることを経験から学んでいます。ゆっくりと、失敗や成功を重ねながら、「家庭」「学校」「地域」で、育てなければならない分野だと思いたいですね。


いつも正解があるわけでもない事がわかっている大人が、しっかりと、一人一人を見守り、育むことが、本当の協同問題決能力を伸ばしていく事になるのではないでしょうか。
教室も、その責任の一端を担っていることを重く受け止めて、新聞記事を読みました。

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