「動」の体験「静」の体験?

「霜月20日・・・お山には雪が降るかも?」
と、想像できる子は、もちもちの木のファンかもしれません。
教科書を思い出す子もいると思います。


私は、千葉県出身です。
冬休み、春休みは、一人で、東京の親戚の家に遊びに来ました。
母の従兄にあたるおじさんは、子どもをどこに連れて行って良いかわからなかったのでしょう。演劇・美術館などを巡ったことを覚えています。
当時は、それほど興味はありませんでした。
しかし、大人になると不思議なものです。何か人生の岐路に立った時、子どもの頃の思い出の場所で、静かに考えるというのが、私の流儀になってきました。


今、人生の岐路に立っている訳ではではありません。
先週末、「北斎とジャポニスム」「運慶」を観に上野に行ってきたのです。
常設展示は、変わっていないものもあり、「転職の時、ここに座って、心を整えたなぁ」と、思い出しました。心をリセットする時は、やはり思い出の場所である鎌倉で、静かに過ごすようにしています。


子育てが、終わって、いろいろ考える事があります。
『自分は、子どもに心の拠り所のヒントになるような場所を提供できたのか。
実際は、子ども自身が、自分で見つけるものなのだろか。』
「動」の体験も必要ですが、「静」の体験も必要なのだと今になって気がつきました。
これでは、子育てを卒業したとは言えないかもしれませんね。

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