フィンランドでの学び1

皆様、教室をお休みにしてすみませんでした。
フィンランドでは、様々な場面に遭遇しました。


美術館では、うれしいハプニングもありました。
開館時間前だったので、通常なら施錠されているのですが、課外授業の子どもたちのために開いていました。そのまま、建物の中で待っても良いとの事だったので、座って待っていると小学1年生の子どもたちが、帰るところでした。


みんなが帰り支度をしているのに一人の男の子は、ロビーで楽し気にスキップをしています。どこの国でも見られる光景です。すると、30代くらいの男性教師が、男の子に話しかけました。どんな言葉をかけていたのか、全く声が聞こえてきません。男の子は、目も合わせずに、先生の話を上の空で聞いています。手を引かれてしばらく歩きましたが・・・・先生は、また、静かにゆっくり話しかけます。手をしっかり握ります。男の子は、先生の顔をみて頷きました。


ほんの5分の出来事です。他の子どもたちは、その時間、静かに待っていました。
スモールクラスの良いところと言ってしまえば・・・・
教師にとっては、40人をみるか、10人をみるかで、関わり方が違ってきます。
しかし、親にしてみれば、「たった一人のこの子」なんです。兄弟が何人いようと「大切なこの子」です。私も、子どもと関わる仕事をさせていただいています。
丁寧に関わること、「一人一人のこの子」と時間を共有できることに感謝しながらプロとして、仕事をしていく事を意識して精進していきたいと思います。

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