先生・・嫌なことされるの!!

先日、Bさんから、「先生、A君に嫌なことされるの?」と、言われて、驚きました。
Bさんは、どのくらい我慢していたんだろう。教室に行きたくないと思ったこともあるだろうと想像しただけでも、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
A君は、確かに学習態度も良くないので、保護者の方に継続の意思確認をしていたお子さんでした。


公文の教室は、学校ではありません。
嫌な事があったら、嫌と言っていいのです。
学校では、いろいろな子どもたちがいますので、我慢も大事です。
しかし、公文の教室は、しっかりと力をつけるための教室です。
嫌な事の中には、直接的なことでなく、「通る時にいつも机にぶつかる」など、表現しにくい事や大人の感覚・周りの人にはわかってもらえないような「嫌な事」もあります。


子どもが、「先生〜」と声に出すには、相当勇気がいる事です。しかし、小さいうちに何回か練習してほしいのです。私も、子どもの気持ちが正しく受け止める事ができずに、流してしまう事もあるかもしれません。その時は、保護者の方が、「もう一度、先生に言ってごらん。先生、聞いて・・って、言えば「どうしたの?」って聞いてくれるよ。」と背中を押してください。そして、メールで、その旨を伝えてください。子どもたちは、「大人に伝える、わかってもらえるまで伝える、わかってもらえる大人を探しながら伝え続ける」という体験をしてほしいのです。一度伝えたけど、スルーされたから・・・という理由で、心の中にしまう事はしないでほしいのです。その体験が、優しく強い人間になることに繋がると思っています。


気がつかない事も多いと思います。しかし、一人一人を大事にしたいという想いは、心の真ん中に持っています。

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