AI VS 教科書が読めない子どもたち

東大を目指すロボットを開発した新井紀子さんの著書です。
通称「東ロボ」は、これ以上の偏差値は伸ばすことは難しいと言われています。
知識やパターン認識で答えられる問題は、AIの強さです。
偏差値としては、60点近くまでは到達しているそうです。
では、何が苦手か・・・・
教科では、国語・・・種別では、論述です。
つまり、国公立の二次試験は、難しいという事です。


新井氏は、子どもたちの現状把握のためにRSTという簡単な読解力テストを実施しています。その後、新井氏は、インタビューで、「RSTができる子は『答えは問題に書いてあるし、簡単過ぎて何のテストか分からない』と言います。全然できない子は『いつもと違う問題だから分からなかった』とか『時間が全然足りなかった』と言う。中間層は「ひっかけ問題。考えすぎて間違えた」と言ったりする。全然ひっかけじゃないんですけれどもね。」と、語っています。


この感想は、公文の国語学習の時と重なります。
「答えは、そこに書いてあるが、見つけられない。言葉探しで、解答を見つけてくる。全体像を読み切れない。」国語の課題は、たくさんあります。でも、母国語が、正しく理解できないのは、今後の学習、社会生活に大きな影響がでます。今一度、正しい国語学習を進めていきたいものです。AIが苦手な分野だからこそ、人間がその上を行かなければなりません。因みに「言葉探しで解答をみつける方法」は、AIと同じ学習の仕方です。

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