先生、また復習ですか・・・

先日、こんなケースがあります。


ケースA:勘違いケース
A君:「先生、また同じ問題?・・・」
私:「復習教材を入れていないよ・・なんでそう思うの?」
A君:「11-7が、また出ている・・・」
私:「すごい、プリントの問題をしっかりみているね。少しずつ難しくするために同じ問題も出ているよ。プリントの教材番号をみてね。同じ問題が出てきたら、『簡単!』と思って答えをズバッと書いてよ」
A君:「わかった」
外から聞くと、プリントの繰り返しが多くなっているように思うかもしれませんが、実態は少し違うケースもあります。


ケースB:また、戻るの?
Bさん:「また、引き算にもどっちゃった」
私:「もどった?」
Bさん:「足し算の難しいのやったのに・・」
私:「ごめんごめん、説明していなかったね。次の課題が、引き算だから『引き算、思い出してよ〜』という教材だよ。大丈夫かなぁ?」
Bさん:「そういうことか・・・大丈夫だよ。学校でも引き算やっているし・・」
私:「良かった。頑張ってね。」
子どもたちが、自分の進度や学習にとても興味を持っている・・・いや、自分事として捉えていることがわかります。これが、自己調整学習の基本となります。子どもたちから、どんどん発信してほしいですね。


ただ、逆のケースもあります。復習しないで、進むと結果的に進度が遅くなってしまうケースです。
1.時間内におさまっていない(A教材まで)
2.お直しを自分の力でできない(B教材まで)
3.お直しが2回以上✖になる(B教材まで)
4.宿題がやってこれない(C教材まで)
それでも、本人の希望と保護者の希望で、進めるケースはあります。
D教材からの伸びしろを考えると、ケースA,ケースBのやり取りをしながら、双方納得の上で進めた方が良いのでは?と思います。
子どもたちから、進度の相談があったときは、教室にもご一報ください。

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