宿題は学習段階によって違います~

宿題を語ると、一か月ぐらいかかるかもしれません。
宿題は、学校と少し意味合いが違います。ここでは、KUMONの宿題を語ります。


宿題が毎日できる子は、「学習習慣」「自己調整力」を獲得できます。
しかし、学習段階によって、宿題の意味が違ってきます。


例えば、入会したばかりのお子さんと小学生で中高の問題を学習している子では違いがあります。入会したばかりのお子さんは、学習習慣という点で、頑張ってほしいと思います。「質」と「量」の段階だと考えていただきたいですね。保護者の方に支援していただきながら、「丁寧に家庭学習ができる」「家庭学習をする」という習慣を身につけてほしいと思います。
学習が進んでいくと、教室で学習した新しい単元を「家庭学習(一人学習)」で、再現できるかどうかという「力試し的な宿題」になります。「量」ではなく、「質」です。力試し的な宿題が、できなかったときに、私たちのアプローチが始まります。宿題に手をつけられない時は、どこまで、できているのか、その子の力をはかるところから始まります。だから、宿題は、やってきてほしいのです。力試し的な宿題に取り組めるお子さんは、枚数に関係なく、教室とご家庭の両方で、力をつけていくことが可能になります。


入会初期の「質」と学習が進んだ時の「質」も違いがあります。


力試し的な宿題を学習しているお子さんは、宿題のお直しの中で、どこまで、理解しているのか、どのように考えて答えを導いているのかがわかります。お直しが、とても、濃い学習になります。


残念なことに「やっつけ仕事」的な宿題は、お直しをしても、あまり意味がないのです。私たちは、プリントの行間から、子どもたちの家庭学習の状況を把握します。そんなことが続く時は、復習やできそうな箇所を宿題で出します。それでも、プリントを「表」しかやらない子や「いたずら書き」をするような場合は、宿題の枚数や学習進度も検討するようにしています。


まずは、枚数ではなく、「丁寧にプリントを学習する」ことが第一歩ですね。
E教材くらいになると、自分で、調整できるようになります。
学力だけではなく、学習と向き合う姿勢も育てていきたいと考えています。
何かあったら、いつでもご相談ください。

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