「数の暗黙知」って・・・

ドラマ「ドラゴン桜」で、数の暗黙知にふれていました。
なんとなく、反射的に答えを出すようなイメージでしたね。
「答えの正確さ」「スピード」がポイントなのかと受け止めました。


KUMONの教室をはじめて、真っ先に困ったことは、子どもたち自身が獲得している数の暗黙知でした。ドラマとは違うのですが・・・・


私は、KUMONで学習したことがなかったので、
「方程式を解くときに何で、いきなりここに来るんだろう。」
「えー・・・ここは、Aと置き換えた方がいいんじゃないの?でも、例題にそんなことは記載されていない・・・記載しているのはもっと、先のところだ・・」
などなど、私が、学校で教えてもらった数学の解き方と子どもたちの解き方が違うことに驚きました。


そうなんです。小学生で、中・高教材を学習している子どもたちは、一人ひとり、「数の暗黙知」を獲得しているのです。たまに、D・E・F教材から、「あれ・・この子・・」と、思う子はいます。できるだけ、型にあてはめないで、見守るようにしています。
以前、高校で数学の講師をしている方が、スタッフにいたのですが、驚いていましたし、面白いとも言っていたことを思い出します。また、教室の卒業生の中には、数学科に進んだ子もいます。その子に聞いてみたところ「数学は、嫌いではなかったけど、好きでもなかった・・・でも、中学、高校の先生に『この問題どうやって解く?』と授業中に聞かれるようになってから、楽しくなった。」と、言っていました。


「特別ガンガン?に進める」というより、「成功と失敗を積み重ねていく」というイメージの方が算数・数学の学習に向いていると思います。特にこの「失敗ー>挫折」がとても重要です。少し、背伸びをした学習にチャレンジしなければ、「失敗ー>挫折」はありません。
KUMONの学習で、小さいうちにたくさんの失敗、たくさんの成功を体験していきましょう。

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