子どもたちの自立?自律?

KUMONの学習を通じて、「自立・自律」のトレーニングをしてほしいと考えています。


自立を促すためには、自分の持ち物を管理することが一番近道のように思います。


例えば、自分の学習に必要なものを用意しましょう。
鉛筆を削ったり、イーペンシルの電池が無かったら、大人に伝えて、学習に支障がないように準備しましょう。学習場面をイメージして、学習をスタートすると学習効果も変わってきます。また、宿題プリントの管理も重要です。学習したプリントを順番通り並べて提出できるように準備をすることも大切です。順番通り並べなくても、学習中、プリントをどこに、どんな形で置くのかを決めてしまえば手間も省けます。これが段取り力にもつながります。


小さなことを積み重ねて自立のトレーニングをしていきましょう。


自律を促すためには、少し工夫が必要です。
大人の下支えが必要になります。自律は、「自分で考えて、自分の気持ちをコントロールする」ことが求められます。
例えば、お友達と遊ぶ約束をしているのになかなか学習が終わらない・・・お友達との約束は守らなければいけない・・・でも、毎日宿題を終わらせてから遊びに行くというルールもある・・・そんなとき、どうするかが問題です。大人は、子どもを叱るのではなく、選択肢を用意してあげることが大切です。しかも、子どもにとって、一番リスクの少ない選択肢を用意してあげましょう。また、今日の出来事を教訓にして、どのような約束をすればよかったのか振り返りをしましょう。
このようなトラブルは、大人にとっては日常茶飯事ですし、想定内の出来事です。しかし、子どもたちにとっては、「事件」なのです。これらを解決することは、子どもたちにとっての財産「自己調整力」を培うことに直結します。日々の生活の中で、子どもたちのスキルアップがはかれるのです。そう考えると、楽しくなってきませんか。


実は、教室の中では、子どもたちに選択肢を提示して解決することは実施しています。その結果、子どもたちから、「教室では〇〇をやるけど、宿題は××にして」「宿題はやってこれないかもしれないけど、今日の続きを宿題にしたい」というような提案を受けることもあります。


子どもたちの「自立」「自律」は、大きな課題です。一緒に考えていきましょう。

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