効率的???な学習

子どもたちが、効率的?な学習をするときがあります。
例えば・・・
算数
筆算:1の位を書いて、次に10の位を書く
2桁の割り算:21で割る問題が続くと商と余りだけを書く
通分:通分だけを全部やってから、足し算


どうなのでしょう?
筆算は、どうしてそう考えたのか聞くと問題の仕組みを答えてくれるお子さんがいます。
2桁の割り算も前後の問題の関係性と余りを説明してくれます。
通分だけを全部やってから足し算をしたお子さんは、「効率が良くて、早くできるから」と答えてくれました。


筆算と2桁の割り算については、自分でプリントと向き合って自分なりの方法を開発したと言えます。もちろん、それだけでは、できるようになりませんので、子どもたちの試行錯誤のひとつなのでほほえましい瞬間です。同じやり方で、失敗するのも勉強になります。そんなことを繰り返しながら、子どもたちは「考える力」を培っていくのだと思います。


問題は、通分です。全部の通分をやってから、全部の足し算をして、全部の答えを仮分数や約分の有無を確認するのです。これは、流れ作業です。つまり、プリントを何枚やっても、1サイクル分しか頭が動いていません。頭を動かして、鍛えていくことが目的です。このやり方は、効率的とは言えないですね。
子どもたちが、発見した効率的な学習を否定はしませんが、「頭に負荷をかけていく」勉強法を伝えています。


これは、英語も同じです。
英語も、学習する内容が、1面(6面)の裏にまとめてあります。プリントの説明を読まないで、単語を入れ替えするだけでは力がつきません。自学自習で力をつけるためには、自分を甘やかさない強い意志も必要です。


KUMONの学習が終わって「頭が疲れた~」という感覚をつかんでほしいと思います。

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