「進化し続ける人間」の土台つくり

冬休み前の学習では、〇〇くんは、数学のH教材の2次方程式を解いていました。
もともと力のあるお子さんなので、手順を踏まなくても答えが出せる状況だったのです。
しかし、どのようなプロセスで解を導いたのかを記載することも課題の一つです。
「〇〇くん、例題のように式の番号も書いてね。数学は、答えが合えば良いというのはなく、プロセスも重要なんだよね。」と声掛けしましたが、なかなか出来ていませんでした。
自分流で解けるお子さんの場合は、難しいのです。だって、答えが出なくて困っているわけではないので、例題のように・・・と言われても、なぜ、書かなければならないのかわからないのです。


冬休みの宿題の時も、プロセスをしっかり書くことは伝えました。
冬休みの宿題のお直しの時は、私が書き込んで、「まねして」と伝えました。
教室から帰るときは、「プロセスは書けた?」と聞いたら「次回・・」と答えました。
いよいよ次回というのが、今週だったのです。
その子は、しっかり、例題のように自分の考えた過程を記載していました。


できている自分と葛藤しながら、やり方を変えるのは、大変なことです。
実際、何度も同じ件でやり取りをしました。それだけ、葛藤が大きかったのだと思います。
しかし、私からのアドバイスを受け入れて、見事に修正してきたのです。


できている自分と葛藤して(時間はかかりましたが)、修正できたことは学びを進めるうえで、とても大きな進歩です。他者からのアドバイスを受け入れたり、跳ね返しながら、本当の自分流を構築していくのだと思います。KUMONの教室では、たくさんの葛藤があります。葛藤を自分流で乗り越えながら「進化し続ける人間」の土台を作っていきましょう。

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