間違えることは・・学びのチャンス!!

この時期は、冬休みの宿題のお直しがあります。


たくさん、お直しがあるお子さんには、ある程度、課題を絞って、お直しのプリントをお渡しします。
しかし、国語(漢字以外)や算数については、全てのお直しをします。


国語は、お直しを2回目の学習チャンスとして捉えて、復習回数を少なくするためです。
また、丁寧に読めば、答えと出会えるという体感をしてほしいからです。
残念なことに「やっつけ仕事的」な学習の場合は、お直しが2回目の学習というわけにもいきません。その場合は、再度、新しいプリントで、丁寧に学習できるように指導します。


算数のお直しは、自分の癖がわかるので貴重な学びです。
同じパターンで、間違えていると「あー、これもだー」「同じじゃん」と、言いながら、20枚近くあるお直しに取り組んでいる子が、昨日は、5名ほどいました。
自分の癖や習得していないことを再確認して、お直しすることによって、次の課題へ進むことができるのです。そして・・・次の課題も粘り強く取り組めるようになるのです。


間違い直しは、とても気持ちが沈むものです。
ですから、私たちも、気を配り、目を配り対応しています。
大人が気をつけなければいけないことは、「全然できていない」とか「わかっていない」とか子どもの点数をみて、評価してしまうと子どもたちは伸びなくなってしまいます。「点数」が、全てという価値観がうえつけられるからです。


教室では、「大丈夫、大丈夫、これは、できない間違いじゃないよ。できている間違いなんだよ。だって、〇〇さんは、これができているから、大丈夫。少し、練習が足りないだけだよ。間違い直しで、まだマスターしていないところをできるようにしていこうよ」という声掛けをしています。


嫌な間違い直しは、子どもたちが、見える学力、見えない学力(精神的な成長)を獲得していくためのチャンスです。


お直しのために学習時間が長くなってしまうかもしれませんが、ひと皮むけようとしている子どもたちを応援してください。

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