違うジャンルの読書が学力を向上させる!!

ベネッセ教育総合研究所が、2018年8月〜1年かけて、追跡調査をした結果が、10月公表されました。対象は小学5年生です。


「様々な種類の本を読む子どもほど学力が向上する」という、結果です。
ある意味、当たり前のことなのですが、数値で、明らかになると嬉しですね。


読書は、発達段階があります。低学年は、比較的「先生が・・」「ママが・・・」という周囲の大人の影響を受けると言われています。しかし、中学年になると、友達が読んでいる本・・つまり、流行によって、多読する時期です。この多読の時期・・「流行りものを・・シリーズものを手当たり次第に読んでみる」という時期ですね。個人面談の時にも、「先生、読書といってもねぇ・・こんな本なんですよ」と、何度も聞いた本のタイトルが出てきました。間違いなく、多読の時期に入ってます。問題は、この次のステップです。つまり、高学年ですね。


今回の調査では、「読み物」「自然・科学」「社会・歴史」「生き方」の4種類に分けてありました。
「4種類の読書をした子は、16.9%だが、偏差値は、0.9(4教科平均)点上がった。」
おそらく、4種類の本を読める子は、もともと成績も上位ではないかと予想することもできます。その子たちの偏差値が上がったということは、裏を返せば、読む児童、読まない児童の差が開いたという事になります。公文の国語、英語は、あらゆるジャンルの文章を教材にしています。これが、子どもたちの読書のヒントになることを期待しています。本に手が伸びなくても、あらゆるジャンルの文章に毎日触れている・・この価値を再認識して、プリントと向き合っていただけると、学習効果も向上すると考えられます。

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