金曜日の6年生 国語

「先生、これ何て読むの?辞書で調べても出てこなかった。」
「それは、それは・・・可懷しかった(なつかしかった)だと思うよ」
国語のI教材 「破戒」の教材での質問です。
この作品は、私も小学6年生の時に読みました。
その時は、全く理解していなかったように思えて、中3の時に再び手にしました。
でも、何かが違うような気がしました。
高校生の時に手にした時、国語の先生に聞きました。
「先生、この作品、小6の時と中3の時と印象が違うんだけど・・・・
私の中で、何かが違ったのかなぁ?」
「そうじゃないよ。初版とその本随分変わったからね。
利用していた図書館が古かったんじゃないの?でも、良い時に出会ったね」
と、言われた思い出深い作品です。


少し触れてみると・・・・・
「〜背後から抱〆て、自然と外部に表れる・・・・情緒を寄せたのである」
「〜うしろから、だきしめて、おのずとそとにあらわれる・・・・こころをよせたのである」
私は、素人なので、きちんと表現できません。
音と漢字で、読み手にダブルで、何かを伝える作品だと思いませんか?


公文の教材で、このような文章に出会えること、特に感受性の強いこの時期に・・・
一文字一文字を丁寧に読んでくれた子、すばらしいと思います。
時代的には、編集担当がいない、ワープロ、パソコンで、
原稿を書かない時代だからこその作品だと思います。


子どもの一言って、大人には、刺激的な事がたくさんありますね。

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