「どうして、はやくできないといけないの?」

水曜日は、新型コロナウィル以外の記事を書きたいと思っています。


年末、こんな質問を保護者の方から受けました。
「先生、子どもに質問されて困りました。私たちも日々の生活の中で、”はやく”とついつい言ってしまうのですが・・・」


私は、「はやくできなくてもいいのです。頭が動いているかどうかの方が大事ですから・・・そして、なにより、楽しくないとね。もちろん、時には辛い時があってもいいのですが、幼児さんですから」と答えました。


「はやく・・」
これには、少し意味があります。
教材にもよりますが、運筆力、作業力、理解力など力を測るため、時間を目安にしています。それと、ダラダラやってしまうと、集中して学習する習慣づけという意味で、効果がなくなってしまう。小さければ、小さいほど、集中できる時間は限られてきます。取り掛かりを早くして、濃い学習をするために・・・


そうなんです。「はやくできないといけない」のではなく、大人が、効率の良い学習のために支援する、足場かけの検討が十分できていないことが問題なのです。
言葉の選び方、働きかけの仕方など、たくさんの引き出しを増やし、適切な指導ができるようにしていきたいと考えています。

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